関西発の登山・ハイキング・自然好き旅仲間の輪

哀愁の和泉葛城山

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大阪と和歌山の県境にある東西55Kmにわたってのびる和泉山地の主峰「和泉葛城山(858m)」を登り、犬鳴山渓谷へと下る晩秋のハイキングに行ってきた。

2005年11/20(日)低地での紅葉が見頃な時期。天気にも恵まれて日だまりの低山歩きを堪能たんのうできた。近郊の標高千メートルに満たない山なら、今年はもう少し遅くまで紅葉が楽しめそうだと、思った。聞くところによると、今年の紅葉は遅く色づき方が甘い。らしい。





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この地のミズナラ・トチノキ・ホウノキなどが混生するブナ林は都市近郊にありながら、社寺のある山として木々の伐採を禁じられていたことから奇跡的に残ったらしい。でも本州南限に近く標高も1000mに満たないことから、地球温暖化で消えつつあるという。ブナは優しい木とイメージを持っている。彼らはどこまで寛容にそこにいてられるのだろう。



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山頂の展望台は巨大なコンクリート製。登ればゴミだらけ・・・おいおい。冷えたコンクリートにどこまでも体温がうばわれそうになるのを感じた。自然の良さや魅力を知り伝えるための道や建物は、あって欲しいとは思うけれど、こんな偉そうなやつは嫌いだ。



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果ては滝に打たれて念仏を唱える役行者(えんのぎょうじゃ)の方々を見る機会に恵まれた。この寒いのにすごいなぁ。モノトーンな光景に滝の音とわんわんと共鳴するかのような念仏の声が、山名「犬鳴山」のせいか妙に心に響いた。なんちゃって。



調べると、男女を問わず一般でも参加できる修行体験コース(半日・1日・1泊2日)があるよう。毎月第3・4日曜日に参加費¥1000円(宿泊費のぞく)問い合わせは七宝滝寺本堂(TEL:0724-59-7101)へとのこと。



こんなそんなで、どこか僕の中で哀愁ただよう山旅となった。




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行程は「南海岸和田駅」から9:32発の南海バスで「塔原(とのはら)」へ行き(¥550)、泉葛城山山頂→五本松→犬鳴渓谷→犬鳴温泉にて温泉に入り、バスで(¥470?忘れた・・・)南海泉佐野駅へ。歩行距離は12〜13キロぐらいかなぁ



犬鳴山から泉佐野駅前へのバス時刻表



犬鳴山から泉佐野駅前へのバス時刻表



トイレは塔原バス停前と和泉葛城山の山頂にある巨大な売店付近、五本松、七宝滝寺にあり。



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帰りに寄った立ち寄り温泉は美人の湯であると聞く「犬鳴温泉 み奈美亭」というところ。

マジで、肌がすべすべです。気のせいかもしれませんが、いつもよりそんな気がするのです。通常¥800円だけれど、この旅館のホームページ内にクーポン発見!¥800→¥600円に!(平成17年12月末までの期間限定)一枚で5名までオーケーとのこと。

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このページは、soratomoが2005年11月22日 23:49に書いたブログ記事です。

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